インパクト投資とインパクト評価
~ソーシャルファイナンスとは何か?④

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①「ソーシャルファイナンスとは」
②「ソーシャルIPOとは」
③「インパクト投資とは」

インパクト投資という言葉が最初に用いられたのは、2007年にロックフェラー財団が開催した会議の場だとされていますが、インパクト投資の源流は、1971年に欧州でソーシャルビジネスに資金提供する財団が設立されたところにあるとされています。

現在、インパクト投資をグローバルで推進することを目的とした組織としては、GSG(Global Social Impact Investment Steering Group)、GIIN(Global Impact Investing Network)、IMP(Impact Management Project)、SDGs Impactが代表的なものとされています。

GSGは、2013年のG8イギリス・サミットにおいてインパクト投資をグローバルに推進することが決まったのを受け、2015年に発足したグローバルなネットワーク組織です。2013年には、G8サミットにおいて当時の議長国であった当時のイギリスのキャメロン首相の発意により、社会的インパクト投資をグローバルに普及させることを目的に「G8社会的インパクト投資タスクフォース」(その後GSGに移行)が設立されました。イギリスのベンチャーキャピタルの父であり、社会的インパクト投資のパイオニアとして知られているロナルド・コーエン卿が会長を務め、現在では21ヵ国とEU(欧州連合)が加盟しています。

GSGの働きかけによって、2018年のG20ブエノスアイレス・サミットにおいて「インパクト投資」が首脳宣言に掲載され、2019年に日本が議長国を務めたG20大阪サミットで発出した「G20大阪首脳宣言」の中でも、SDGsの達成のために革新的資金調達が担う役割の重要性が首脳レベルで確認されました。また、当時の安倍総理のスピーチにおいても、「日本は、地球規模課題の解決に必要な資金確保のため、社会的インパクト投資や、休眠預金を含む多様で革新的な資金調達の在り方を検討し、国際的議論の先頭に立つ考え」であることが明言されました。

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