企業不動産戦略の新しいリスク
~企業は不動産とどのように向き合うべきか⑥

新しいリスク:環境リスク


企業不動産戦略(CRE:Corporate Real Estate Strategy)は、企業経営者が不動産とどのように向き合っていくかを表現したもので、簡潔にまとめると、その定義は次のようになります。

「事業・都市・社会への外部性を吸収しながら、取引費用、地代、所得の3つのパラメータに関してその時々に応じた最適な資源配分を実現し、時間の変化に応じた企業のライフサイクルと不動産のライフサイクルの不整合を解消するための戦略」

企業が不動産を所有すると、様々な外部性が発生します。外部性は「直接的に企業の経営に影響を与えることはないものの、企業が永続的に存続していくためには、大切にしないといけない要素」です。企業は都市や社会の一員であり、不動産は物理的に都市や社会に存在するわけですから、それを保有する責任が生じます。近年において、とりわけ注目されてきたのが、低炭素社会を実現していくなかでの企業、および企業が保有する不動産の役割です。不動産は、非常に大きな負荷を環境に与える存在です。社会全体が抱える地球温暖化問題に対しても、所有者や使用者として責任を果たしていかなければいけません。このようなことも、CRE戦略において重要となり、事業に対してだけでなく、都市や社会への外部性となります。

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