リモートワークの本格化
~東京一極集中は止まるのか?東京不動産市況への影響とは①

本記事は、都市政策研究の第1人者である明治大学名誉教授 市川宏雄氏にご登壇いただいた講演会(2021年6月23日開催)のレポートの前編です。コロナウイルス感染症の影響でリモートワークが本格化したことにより、東京一極集中は止まるのか、東京の不動産市況に影響はあるのか。最新のデータを用いて解説いただきました。

新型コロナの流行(4つのシナリオ)


新型コロナの流行が始まってから1年以上が経過しました。ワクチン接種が始まっても感染は収束せず、第1~3波を経て第4波に突入し、状況は流動的です。新型コロナと共存せざるをえない中でオリンピックが始まり、その先東京はどうなるのか、不動産はどうなるのかを考えなければならない局面です。

新型コロナでは、1日あたりの感染者数に目が行きがちですが、最も重要なのは重症患者数です。東京都の新規の重症患者数は第3波のピーク時でも20人ほどで、世界と比べると発症者も重症患者数も少ないのは事実ですから、それをどのように考えるかです。

新型コロナの脅威は、死亡例があることです。東京都の死因別の死亡者数を見ると、ガン(悪性新生物)や交通事故、心疾患などがあるなか、今回の新型コロナは一年経過したところで2,000人と少数です。そう考えると、今後感染が収束していけば、死因の大きな比重を占めることはないだろうと見られています

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