TOKYO街COLORS-渋谷編- VORTのある街

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若者の街のイメージが強い渋谷。実は高級住宅街が点在し、芸術と文化の街でもある多面性も魅力の一つです。今、その渋谷で進むのが「100 年に一度の大規模再開発」。常に時代をリードしてきた歴史を振り返り、渋谷が秘める可能性に迫ってみましょう。

数々のブームを生み、若者文化を牽引してきた街

渋谷が商業地として発展し始めたのは100年ほど前のこと。1885年に開通した現・山手線に続いて、1907年に玉川電気鉄道、1911年に東京市電が開通し、渋谷駅のターミナル化が始まったのです。玉電、市電ともに現在は廃線となっているものの、1920年代から30年代に東横線、井の頭線、銀座線も開通。さらに1934年に開業した現・東急百貨店東横店は、駅直結型の新タイプの商業施設として注目を浴びました。「忠犬ハチ公像」が設置されたのもこの頃です(現在は2代目)。

スクランブル交差点が登場したのは1970年代。駅前には商業ビルが次々と誕生し、NHKが千代田区から移転、「渋谷センター街」も街路灯の設置など街並みが整えられて多くの人が集うようになり、混雑や事故を避ける目的で設けられました。現在9路線が乗り入れ、一日の乗降客数が200万人を超える渋谷駅。一度に3,000人が渡ることもあるというスクランブル交差点は世界的にも有名な観光スポットになっています。

東京有数の繁華街となった渋谷には特に若者が多く訪れました。きっかけの一つが1973年のセゾングループ(当時)による「渋谷PARCO」の開業です。劇場やライブハウスも備えた複合施設は流行に敏感な若者たちの心を掴みました。1989年には東急グループが劇場や美術館、コンサートホールなどが揃う大型文化施設「Bunkamura」をオープン。「ユーロスペース」や「アップリンク渋谷」などのミニシアターが充実した渋谷は文化の醸成地となりました。そして、渋カジに渋谷系サウンド、「SHIBUYA109」に象徴される若者文化と、1980年代後半から90年代の日本のポップカルチャーを牽引したのです。

日本有数の高級住宅街に IT集積地と多面性も魅力

渋谷はまた、坂の多い街としても知られています。渋谷川や宇田川によって浸食されたすり鉢状の地形で、渋谷駅はその底に位置します。一方、高台にあたる松濤や南平台などは江戸時代に武家屋敷があった土地。現在、松濤には実業家や芸能人などの邸宅も建つ高級住宅街が形成され、岸信介や三木武夫の私邸があった南平台も洗練された住宅や大使館が並びます。また、南平台には2017年、豪邸を改装した一軒家の洋食店「レストラン ナンペイダイ」がオープン。ミシュラン三つ星を獲得した日本料理の名店がプロデュースしたことで話題になりました。

都内屈指の繁華街と高級住宅街という二つの顔を持つ渋谷。さらに1990年代後半には「ビットバレー」という新たな顔が加わります。ビットバレーとは渋谷の「渋い=ビター」と「谷=バレー」、データの最小単位「ビット」を合わせた造語。渋谷をアメリカのシリコンバレーのようなIT集積地にしようとサイバーエージェントやDeNAなどのスタートアップ企業が多数集まってきたのです。しかし、当時の渋谷はオフィス面積が乏しく、2003年に六本木ヒルズが開業したこともあって移転が相次ぎ、ビットバレーの隆盛は数年で幕を閉じました。

このビットバレーが今、駅前の大規模再開発によって復活しつつあります。

大規模再開発が導く 渋谷の街のさらなる可能性

2008年安藤忠雄氏の設計による副都心線渋谷駅のオープンが話題になりましたが、2013年からの副都心線と東横線の相互直通運転が決まったことが駅周辺の再開発のきっかけとなります。

中心となるのが長年渋谷の発展に携わってきた東急グループ。手掛ける9つの再開発事業のうち、先陣を切ったのが東急文化会館の跡地に2012年4月開業した「渋谷ヒカリエ」。ショップ・飲食店のほか国内最大級のミュージカル劇場やイベントホール、オフィスから成る地上34階地下4階建ての複合施設です。2018年9月には東横線のホーム・線路跡地に地上35階地下4階建ての「渋谷ストリーム」もオープン。そして2019年内にはスクランブル交差点を真下に見る地上47階地下7階建ての渋谷最高層で展望施設を備えた複合施設「渋谷スクランブルスクエア東棟」、観光支援施設や空港リムジンバスが発着するバスターミナルを併設した地上18階地下4階建ての商業施設「渋谷フクラス」も開業します。渋谷スクランブルスクエア内には渋谷川が流れ、駅南街区には水辺の遊歩道を整備。また、桜丘口地区ではグローバル対応の生活支援施設や起業支援施設も再開発中です。

そして、渋谷ヒカリエにDeNA、渋谷ストリームにGoogle、渋谷スクランブルスクエアにサイバーエージェント、ミクシィ、渋谷フクラスにGMOインターネット(一部グループ会社)がオフィスを移転。これらの企業(Googleを除く)が中心となってスタートアップ企業の誘致も行っているため、さらに多くの人が集まってくることが見込まれます。

かつて渋谷の街を牽引してきた施設も変化しています。若者の聖地だったSHIBUYA109は開業40周年を迎え、インバウンドを視野にテーマパーク性を高めて大幅改装。渋谷PARCOも再び文化発信基地として公園通りにリニューアルオープン。公園通りの先には再生した渋谷公会堂、2036年完成を目指すNHK放送センターも控えています。常に時代の先を行き、刻々と変化し続ける渋谷。この街には多くの可能性が秘められているのです。

■渋谷エリアのVORTシリーズ

ボルテックスが提案する新しい不動産戦略「区分所有オフィス®」。
VORTシリーズとは、その優れた収益性・流動性の“象徴”ともいうべきハイクオリティ・ブランドです。

※「区分所有オフィス」「VORT」は株式会社ボルテックスの登録商標です。

左:S:vort渋谷神南/右:VORT渋谷道玄坂
VORT渋谷south
左:VORT渋谷宮益坂/右:VORT AOYAMAⅡ

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[編集]株式会社ボルテックス ブランドマネジメント課
[制作協力]株式会社東洋経済新報社

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