TOKYO街COLORS VORTのある街-水天宮編-

水天宮・人形町は、日本屈指のビジネスエリアに隣接しながら下町情緒が残るエリア。子授け・安産の神を祀る水天宮の周囲には老舗飲食店が多数点在し、昨今は住宅地としても人気です。お気に入りのお店やスポットを見つけてみましょう。

戌の日の安産祈願で有名な水天宮を中心に発展

世界有数の金融街である日本橋兜町から日本橋川に架かる「鎧橋」を渡った先。水天宮・人形町エリアは丸の内・大手町の近くにある下町の風情が残る地域です。その歴史は16世紀末、徳川家康が江戸城周辺の町づくりを始め、このエリアを含む日本橋一帯が商業地として発展したことに遡ります。

なかでも人形町は人形浄瑠璃や江戸歌舞伎の小屋が集う芝居の街として賑わいました。しかし、江戸後期に芝居小屋が浅草に移されると衰退。再び活気を取り戻すのは、1872(明治5)年に久留米藩主有馬家の上屋敷が移転してからのことです。

 

屋敷内には久留米の総本宮から分霊した「水天宮」が祀られていました。子授けや安産のご利益で名高い水天宮は庶民の信仰が厚く、同時期に鎧橋ができたこともあって各地から人が集い、塀の外から賽銭を投げる者も多かったそうです。やがて有馬家が毎月5日に限って庶民の参拝を許すよう幕府に請願し、めでたく裁可されたことで、このエリアは参拝者が集う東京有数の繁華街となりました。東京メトロ水天宮前駅を出てすぐ、新大橋通りと人形町通りの交差点に鎮座する水天宮には子宝いぬが安置され、今も多くの人が安産祈願に訪れます。

 

2016年には免震構造を備えた新社殿が造営された水天宮。境内の一角には宝生弁財天も祀られています。弁財天は七福神の一柱で、「日本橋七福神」として親しまれています。七福神を参拝しながら街を散策するのも一興です。

ビジネスマンや観光客に愛される美食の街

かつて芝居の街として名を馳せた人形町。その文化は途絶えたわけではありません。1873(明治6)年には「明治座」が開場。東京で最も長い歴史を持つ劇場として歌舞伎やコンサートなど様々な公演が催されています。また、「日本橋公会堂」は公共の施設ながら歌舞伎や日本舞踊の公演が可能な舞台を設置。「ロイヤルパークホテル」で社交ダンスの催しが多いのも、こうした文化・芸術の醸成が礎にあるからかもしれません。

 

さらに、2009年には町名の由来となった人形芝居を偲び、「人形町からくり櫓」が誕生しました。毎時00分になると人形が動き出す仕掛けは、行き交う人々の目を楽しませています。そして、この櫓のそばを東西に走る通りが「甘酒横丁」。明治時代、通りの入口に甘酒屋があったことからそう呼ばれ、現在もいなり寿司が有名な1877(明治10)年創業の「人形町志乃多寿司總本店」、甘酒も供する「とうふの双葉」、行列が絶えない「高級鯛焼本舗 柳屋」といった老舗が軒を連ねています。周辺には『ミシュランガイド東京 2020』で星を獲得した日本料理「玄冶店 濱田家」や富貴豆で知られる佃煮屋「ハマヤ商店」といった老舗が多い一方、MOF(フランス国家最優秀職人章)の称号を持つパティシエ監修のフランス菓子店「オクシタニアル」など新進気鋭の店も点在しています。

半径約1キロ圏内に水天宮前駅、人形町駅、浜町駅を含む10もの鉄道駅と首都高の出入口があり、水天宮前駅に直結する「東京シティエアターミナル」には羽田、成田両空港からのリムジンバスが発着するという交通の至便性。さらに日本屈指のビジネス街に隣接することから、ビジネスマンの会食や観光客の土産探しに重宝する美食の街となっています。

 

新しい都市型タイプの住宅やホテルが次々に登場

隅田川の水辺にあり、公園も多い水天宮エリアは近年、住宅地としても人気で再開発が進んでいます。筆頭は安田不動産が手掛ける「日本橋浜町街づくりプロジェクト」。1990年代後半から職住近接を目指して開発が始まり、2005年には地上47階地下2階建ての住宅棟と地上18階地下2階建てのオフィス棟からなる「トルナーレ日本橋浜町」が竣工。2019年にホテル、店舗、賃貸住宅で構成される地上15階地下1階建ての「HAMACHO HOTEL&APARTMENTS」と地上14階地下1階建てのソーシャルアパートメント「WAVES日本橋浜町」が竣工。さらに遊休地や空き家を活用し、個性的なテナントを呼び込むなど注目を浴びています。

現在も、三井不動産レジデンシャルの「パークホームズ」をはじめ50戸前後のマンションが複数建設中です。

元来、このエリアでは季節の風物詩として人形市やべったら市などが開催されてきましたが、新たに「浜町マルシェ」を開催したり、東京駅八重洲口から日本橋無料巡回バスを運行したりと、住む人、働く人、観光客が交流できるイベントを創出し、街の活性化を図っています。

また、2019年はオリンピックを前にホテルの竣工も続きました。3月に開業したのが「hotel zen tokyo」です。国宝の茶室「待庵」をモチーフにした和モダンな空間で女性専用フロアも用意。バー・ラウンジも併設した新しいカプセルホテルとして話題を集めました。その他、英国王室御用達のスランバーランド社製のベッドを完備する「ホテルリブマックス日本橋人形町」、JR西日本グループが運営する「ヴィアイン日本橋人形町」がオープン。さらに、人形町駅前には東京メトログループが2023年完成を目指して商業ビルを開発中です。

水天宮・人形町はカゴメ東京本社や桃屋、クレハ、ぺんてるなどの消費者に近い老舗メーカーが多いエリアでしたが、近年は「住み続けられ、働き続けられる街づくり」を目指し、新しい住民と新しい企業が増え、今後の発展が期待されています。江戸の面影を残しながらも、刻々と進化を続ける水天宮エリア。その活気をぜひ体感してみませんか。

■水天宮エリアのVORTシリーズ

 

ボルテックスが提案する新しい不動産戦略「区分所有オフィス®」。
VORTシリーズとは、その優れた収益性・流動性の“象徴”ともいうべきハイクオリティ・ブランドです。

※「区分所有オフィス」「VORT」は株式会社ボルテックスの登録商標です。

 

VORT茅場町Ⅰ

VORT茅場町Ⅰ

VORT水天宮Ⅰ

VORT水天宮Ⅰ

 

著者

株式会社ボルテックス 100年企業戦略研究所

1社でも多くの100年企業を創出するために。
ボルテックスのシンクタンク『100年企業戦略研究所』は、長寿企業の事業継続性に関する
調査・分析をはじめ、「東京」の強みやその将来性について独自の研究を続けています。

100年企業戦略研究所 ロゴ

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