コロナ禍でもさらに輝く都市“東京”~国際金融都市をめざす~②
目次
本記事は、都市政策研究の第1人者である明治大学名誉教授 市川宏雄氏にご登壇いただいた、2020年11月の講演会の要旨をまとめたレポートです。コロナの影響下にあった都市「東京」の2020年を振り返ります。
2020年代の東京を俯瞰する動き
東京では、国際金融都市・東京の受け皿づくりとして、国家戦略特区を活用した国際ビジネス拠点の整備が進められてきました。これまでに都心では10以上の大規模開発プロジェクトが動いていますが、各エリアに有力なデベロッパーが付いているのが世界でも珍しい特徴です。
東京駅の西側は三菱地所、東側は三井不動産と東京建物が頑張っています。虎ノ門一帯は森ビル、森トラスト、日比谷は三井不動産、有明は住友不動産、品川駅周辺はJR東日本、渋谷は東急グループと、それぞれに分かれて進んでいます。
まず、大手町・丸の内、有楽町エリアでひと際高いビルが、東京駅北側の日本橋口にできる三菱地所の「Torch Tower」で、高さは390mです。六本木ヒルズ森タワーの6棟分のオフィスが供給され、その足元には巨大広場ができます。東京駅東側の八重洲エリアでは、駅前に3棟のタワーができて、西側に比べて遅れていたエリアも大きく変わります。
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