日本一高いビルは?2026年ランキングと建設中プロジェクト

「日本一高いビルは?2026年ランキングと建設中プロジェクト」のアイキャッチ画像

目次

記事公開日:2019/04/25    最終更新日:2026/06/30

日本の都市景観を彩る超高層ビル。その頂点に立つ「日本一高いビル」は、建築技術の進化と都市開発の象徴として、多くの人々を魅了し続けています。2026年6月現在、東京では複数の大規模再開発プロジェクトが進行中で、日本のスカイラインは新たな時代を迎えようとしています。

この記事では、2026年最新の日本の高層ビルランキングと、2028年完成予定のトーチタワーをはじめとする建設中プロジェクト、そして歴代の日本一高いビルの変遷を詳しくご紹介します。また、虎ノ門・麻布台エリアを中心とした東京の再開発の最新動向もお伝えします。

2026年6月現在の日本一高いビルと最新動向

麻布台ヒルズ森JPタワーが日本一の座を維持

2026年6月現在、日本一高いビルは2023年6月に完成した「麻布台ヒルズ森JPタワー」です。虎ノ門・麻布台エリアに位置するこのビルは、地上64階、地下5階、塔屋2階建てで、高さは325メートル。東京タワーとほぼ同じ高さを誇ります。 完成から約3年が経過した2026年現在、同ビルは都心の新たなランドマークとして確固たる地位を築いています。ビル内には商業施設、医療施設、大規模オフィススペース、そして「アマンレジデンス東京」(全91戸)が入居し、多様な機能を持つ複合施設として稼働しています。

麻布台ヒルズ一帯

2026年の注目トピック:トーチタワー建設が最終段階へ

2023年9月に着工した三菱地所の「Torch Tower(トーチタワー)」は、2026年6月現在、建設が順調に進んでいます。大手町に建設中のこのビルは、地上62階、地下4階、高さ約385メートルで、完成すれば麻布台ヒルズ森JPタワーを大きく上回り、日本一高いビルとなります。

2026年6月時点で、トーチタワーは地上部分の建設が進み、その姿が東京のスカイラインに現れ始めています。完成予定は2028年3月で、あと約2年で日本の超高層ビルの歴史に新たな1ページが刻まれることになります。

日本の高層ビルランキング(2025年6月現在)

日本の高層ビルは、高さだけでなく、デザイン性、機能性、環境配慮、そして最先端技術の導入など、さまざまな観点から評価されています。ここでは、2026年6月現在の日本の高層ビルランキングトップ5をご紹介します。

1位 麻布台ヒルズ森JPタワー

高さ325メートル/地上64階/2023年竣工

2位 あべのハルカス

高さ300メートル/地上60階/2014年竣工

3位 横浜ランドマークタワー

高さ296メートル/地上70階/1993年竣工

4位 虎ノ門ヒルズステーションタワー

高さ266メートル/地上49階/2023年竣工

5位 SiSりんくうタワー

高さ256.1メートル/地上56階/1996年竣工

歴代の日本一高いビル

日本のスカイラインは、時代とともにその形を変えてきました。その変化の一部を形作ってきたのが、我々の頭上にそびえ立つ高層ビルたちです。それぞれの高層ビルは、完成した時点で日本一の高さを誇り、都市のシンボルとなりました。このパートでは、これら歴代の日本一高いビルを振り返り、その特徴と重要性を探ります。これらの建造物が日本の風景にどのように影響を与えてきたのか、一緒に見ていきましょう。

1964年 ホテルニューオータニ本館 73m/地上17階

日本で最初の高層ホテルであるホテルニューオータニは、東京オリンピックに合わせて建設され、国際的なゲストを迎えるための施設として計画されました。その特徴的な三ツ矢型の建築デザインは、ホテルの全室から景色を楽しむことができるように設計されています。
また、その屋上には日本庭園があり、都心にありながら静寂な空間を提供しています。これらの特徴により、国内外の多くの観光客が訪れています。

1968年 霞が関ビルディング 147m/地上36階

東京の霞が関地区に位置し、日本の政府機関や大企業の本社が集まるエリアに建てられました。そのため、ビル内には多くの企業や機関が入居しており、日本の経済や政治の中心地とも言える存在でした。
霞が関ビルディングは、その地位と立地から、日本の高度経済成長を象徴する建築物ともされています。その後も高層ビルが増え続ける東京のスカイラインにおいて、霞が関ビルディングは重要なランドマークのひとつとして位置づけられています。

1970年 世界貿易センタービル本館(初代) 162m/40階

東京湾に近い浜松町に位置し、その高さと立地から東京湾や東京都心を一望できる絶景を提供していました。また、ビル内にはオフィスだけでなく、レストランや展望台なども設けられ、ビジネスだけでなく観光の目的でも利用されていました。
しかし、このビルは老朽化のため2014年に閉鎖され、その後解体されました。現在は同地に新たな「世界貿易センタービル(二代目)」が建設中で、地上46階、高さ235メートルとなり、2027年の完成を予定しています。

1971年 京王プラザホテル 179m/47階

東京の新宿区に位置しており、新宿駅からも近い立地から、ビジネスや観光の拠点として利用されています。また、その高さから新宿の街並みを一望でき、特に上層階のレストランやバーでは夜景を楽しむことができます。
京王プラザホテルは、日本のホテル業界における超高層ホテルの先駆けとなり、その後のホテル建築に影響を与えました。現在もその高さとサービスで、多くの国内外の旅行者に利用されています。

1974年3月 新宿住友ビルディング 210m/52階

その特徴的な三角形のデザインが新宿の高層ビル群を象徴する存在となっており、2021年に長寿命化を図る改修工事を終えています。また、ビルの最上階には展望台が設けられており、新宿の街並みや遠くの富士山を眺めることができます。
このビルは、その名の通り住友グループのオフィスを中心に、さまざまな企業のオフィスが入居しています。また、地下には飲食店やショップがあり、ビジネスだけでなく食事やショッピングの場としても利用されています。

1974年10月 新宿三井ビルディング 223m/55階

新宿住友ビルディングと同じ年、同じ新宿区に完成した新宿三井ビルディングは、新宿駅西口周辺の新都心開発を牽引する重要な役割を果たしました。その力強さを感じさせる直線的なデザインと、黒を基調としたガラス張りの外観はシンプルながらも印象的で、新宿のスカイラインを形成する重要な要素となっています。
2021年、三井不動産は旗艦物件であった同ビルを、REITである日本ビルファンド投資法人に売却しました。これは、不動産価格の高騰を受けて利益を確保するとともに、新たなビジネスへの投資資金を確保する狙いがあったとされています。ただし、ビル自体の運営は引き続き三井不動産が行っています。

1978年 サンシャイン60 240m/60階

東京の豊島区、サンシャインシティ内に位置しており、ショッピングセンター、博物館、水族館、プラネタリウム、劇場など、さまざまな施設が集まる複合施設の一部となっています。特に最上階の展望台は、都心を一望できるロケーションとして知られて知られており、多くの観光客が訪れています。
サンシャイン60の完成は、日本の高層ビル建築の新たな節目となり、その後の都市開発に影響を与えました。現在、2028年の開業50周年を見据えてリノベーション工事が進行しています。

1990年 東京都庁第一庁舎 243m/48階

1970年代、千代田区丸の内の旧都庁舎は老朽化や狭隘化の問題を抱えていました。1979年に就任した都知事の鈴木俊一氏は新宿への移転を推進し、1985年に移転が決定され、新たな都庁舎は新宿副都心に建設されました。
設計は、日本の著名な建築家、丹下健三氏が手掛けました。第一本庁舎、第二本庁舎、都議会議事堂の3棟からなり、東京都の行政の中枢機能を担っています。新宿の高層ビル群の中でも一際目立つ存在であり、東京都内のパノラマを一望できる展望室は国内外から多くの観光客が訪れています。

1993年 横浜ランドマークタワー 296m/70階

横浜市のみなとみらい地区に位置し、地上70階、地下5階からなる複合施設です。特徴的な建物のデザインはアメリカの建築家、ヒュー・スタビンス氏によるもの。
展望フロアの「スカイガーデン」は地上273メートルの位置にあり、横浜市街はもちろん、天気がよければ東京タワーや富士山を見ることができます。また、地震に強い構造を持つことでも知られています。

2014年 あべのハルカス 300m/60階

大阪市阿倍野区に位置するあべのハルカスは、商業施設、オフィス、ホテル、美術館、放送局などを内包し、地下には鉄道駅も併設されています。展望台は「ハルカス300」の名で知られ、大阪市街のパノラマを一望できます。
外観デザインに関しては、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ代表のシーザー・ペリ氏が監修を務めました。また、「ハルカス」は古語で「晴れる、明るくなる」という意味があり、都市の新たなランドマークとしての役割を意味しています。

日本一高いビルを擁する虎ノ門
再開発で新たな東京の顔へと変貌する街の魅力

ここ数年、東京都内の中でも再開発により大きく変貌したエリアのひとつが、虎ノ門ではないでしょうか。麻布の台地と愛宕山にはさまれ、ホテルオークラ東京や政府系機関のオフィスが軒をつらねる閑静な高級エリアだった虎ノ門がいま、国際色ある街づくりを目指しています。

虎ノ門は江戸時代から続く由緒ある地名

虎ノ門の地名は、江戸城の南端にあった門の名前に由来しています。所説ありますが、当時は青龍、白虎、朱雀、玄武の四獣神が四方を守るという中国由来の考え方にちなんで「虎ノ門」が置かれたとされます。

2014年には、虎ノ門~新橋間で第2次世界大戦後に米国のマッカーサー元帥が建設を命じたという伝説がある「マッカーサー道路」が完成しました。これは計画から実に68年もかかった計算になります。約1.4キロが結ぶこの道路は、「環状第2号線」の一部で正式な名称は「新虎通り」です。都心の慢性的な渋滞解消につながるほか、2021年の東京五輪では、選手村と各競技場を繋ぐ大動脈になるはずでしたが、築地市場の移転が延期された影響を受け、新橋~築地間のトンネル道路の工事も延期されました。
ちなみに環状第2号線が全線開通となったのは2022年12月18日で、予定から約2年遅れとなりました。

お手本はシャンゼリゼ、虎ノ門で進む国際色豊かな街づくり

虎ノ門から麻布、六本木といった付近一帯は、各国の大使館や領事館、国際組織、外資系のオフィスや外国人駐在員が多く住む高級レジデンスが立ち並ぶ国際色豊かなエリアです。

虎ノ門の再開発は、このマッカーサー道路の完成と52階建ての超高層ビル「虎ノ門ヒルズ」の開業が契機になりました。虎ノ門ヒルズの開発を手掛けたのは、付近一帯で多くのオフィスビルを所有する森ビル。森ビルは、周辺で所有するビルが古くなってきていることを受けて、東京都から国際戦略特区、特定都市再生緊急整備地域の指定を受け、虎ノ門から麻布台地区までの再開発を進めています。
また、先行して地下鉄日比谷線に「虎ノ門ヒルズ駅」が2020年に開業しています。

虎ノ門のオフィス街

取り組みのひとつとして、新橋から虎ノ門ヒルズまでの「新虎通り」は、その広い沿道を生かして、オープンカフェが立ち並ぶパリのシャンゼリゼ通りのような景観を目指しています。

日本屈指の老舗ホテルであるホテルオークラ東京は4年におよぶ建て替え工事を経て、2019年9月に「The Okura Tokyo」として開業しました。世界のセレブに愛された由緒あるたたずまいは残しつつ、最高級ブランドの「オークラ ヘリテージウイング」とコンテンポラリーラグジュアリーの「オークラ プレステージタワー」の2つのブランドを運営。世界水準を意識した最高級スイートルームを設けたほか、大型の宴会場を併設し、国際会議や展示会の誘致も目指しています。

同じ年の5月には虎の門病院の新築移転もありました。旧病院の隣接地に、地上19階、地下3階の高層ビルへとリニューアルすることで、延床面積は約1.4倍に拡大されました。外国人住民が多いことから、虎の門病院は多言語化を進めるとともに、人的通訳サービスや、医療滞在ビザへの対応、医療費の支払い方法等について整備していく予定だといいます。医療ツーリズムが注目される中で、重要な取り組みとなるでしょう。

虎ノ門ヒルズには、2014年にハイアットホテルアンドリゾーツの高級業態「アンダーズ東京」が開業しました。その横に建設された49階建てビル「虎ノ門ヒルズステーションタワー」にも「アンバウンド コレクション by Hyatt」として東京初進出となる「ホテル虎ノ門ヒルズ」が2023年12 月に開業し、観光客のみならずビジネスの場としても利用されています。今後、虎ノ門エリアの発展をけん引していくことでしょう。

古き伝統と国際色豊かな街並みが並び立つ

一方で、このエリアは江戸時代から続くお屋敷町でもありました。明治5年創業のそば屋「虎ノ門大坂屋砂場」、大正元年創業の和菓子店「岡埜栄泉」、大正7年創業の「松屋珈琲店」といった老舗も立ち並びます。また、サラリーマンの「聖地」である新橋にも近いことから、昼夜ともに使い勝手のよい立地です。虎ノ門のオフィスやホテルで商談を進め、昼は老舗の味を楽しみ、夜は六本木のエンターティメントや新橋の喧騒を味わう、そんなプランも考えられるでしょう。古き伝統と国際色豊かな街並みが並び立つ魅力は、都内のほかのエリアには見られないものです。伝統ある国際都市・東京の顔として、虎ノ門エリアの今後の発展にますます期待したいところです。

まとめ

2026年6月現在、日本一高いビルは麻布台ヒルズ森JPタワー(325メートル)ですが、2028年3月にはトーチタワー(約390メートル)が完成予定で、日本の超高層ビルの歴史に新たな1ページが刻まれようとしています。

虎ノ門・麻布台エリアを中心とした東京の再開発は、単なる高層ビルの建設にとどまらず、古き伝統と最新の国際都市機能が調和した、新しい都市の姿を示しています。また、環境配慮型建築や最新のスマートビル技術の導入により、持続可能な都市開発のモデルケースとしても注目されています。

今後も東京を中心に、大阪、名古屋など主要都市で超高層ビルの建設が予定されており、日本の都市景観はさらなる進化を遂げていくことでしょう。歴史ある街並みと最新の建築技術が融合した日本の都市の魅力を、ぜひ実際に訪れて体感してみてください。

経営戦略から不動産マーケット展望まで 各分野の第一人者を招いたセミナーを開催中!

ボルテックス グループサイト

ボルテックス
ジャパンオフィス検索
駐マップ
Vターンシップ
VRサポート
ボルテックス投資顧問
ボルテックスデジタル

登録料・年会費無料!経営に役立つ情報を配信
100年企業戦略
メンバーズ