金投資は資産形成としておすすめ?特徴とメリット

※百計オンラインの過去記事(2018/09/14公開)より転載

トルコリラの暴落など、貨幣に対する信用が危ぶまれる中で、資産形成の一つとして古くから厚い信頼を寄せられている投資先があります。それが「金」です。なぜ金投資は今なお多くの人々を惹きつけているのでしょうか。その理由を、金投資ならではの特徴とメリットについて解説していきながら紹介していきます。

世界共通の資産である「金」

金は古来より、その希少性と美しさから、世界共通の資産として扱われてきました。その歴史は古く、遡れば紀元前からすでに通貨として流通していたという実績も併せ持ちます。今でこそ、その制度は無くなってしまいましたが、1970年代までは金本位制が取られ、世界各国の紙幣も金と結びつく形で価値が決まっていたのです。そして、金は今でも世界中の中央銀行で準備資産として保有されています。万が一国が破産し、紙幣が単なる紙切れになってしまう時が来ても、金の価値そのものがなくなることはありません。それこそが、金投資の基本にして最大のメリットと言えるでしょう。国内にいると感じにくいかもしれませんが、現代でも急激な景気の変化やテロや戦争などによる世界情勢の不安定さは否めません。世界情勢が不安定になればなるほど、金の強さはその輝きをより増していくのです。

紙幣よりも世界情勢の変化に強い「金」

金というのは誰もが知っているように、地球が作り出した鉱物であり、埋蔵量に限りがあるものです。だからこそ、その価値は無くなることがなく、場合によっては今後さらに上がっていくことすらも十分に考えられるのです。また、先進国であれ発展途上国であれ、その国の力とは関係なく、金の価値は常に世界共通であることも強みの一つと言えるでしょう。こうした政治・経済の不安定にも影響されないというのは大きなメリットであり、金そのものに価値があるからこそ、価格が急落する可能性が少ないのです。また、不動産や株式といったものとは違い、トロイオンス単位での売買となるため、小分けに投資ができるというのも金投資の安全性を高めている要因と言えるでしょう。

守りの資産として有効な金投資

情勢の変化に強い、金そのものに価値がある、といった条件から、金は守りの資産として運用していくことに向いているアイテムです。紙幣をいくら貯め込んでいても、国の情勢が傾けばその価値は一気に下がってしまいます。テレビやニュースなどで、大量のお札をゴミのように扱うしかない人々を見たことがある人も多いでしょう。しかし金であれば、そのような状況になっても価値を失うことがありません。10年、20年といった長期的な視点で投資を考えた場合にこそ、その効果を最も発揮するのです。そういう意味では、投資と聞いてイメージするような、ハイリスクハイリターンな収益を期待するようなタイプのものではなく、むしろ今持っている資産をいかにして保存しておくか、そういったことを考えた際に利用していきたい投資方法です。

特殊な金取引も存在する

金投資に関しては、一般的なインゴットとして所有する以外に、アクセサリーや工芸品として所有をしたり、コインとして所有したりするケースがあります。中でもコインに関しては、その時々の社会的なイベントなどによる限定金貨などが製造され、それがコレクター的な価値を生み出しているものもあります。そうした場合、金本来の価値はもちろんですが、そこにプレミアとしての価値が上乗せされるため、通常の価値よりも高い金額で取引されるケースもあるのです。金投資を考える際は、こうしたプラスアルファの価値を狙ってみるのもありでしょう。仮にプレミア価値が付かなかったとしても、金そのものの価値があるのでデメリットは少ないのではないでしょうか。

金投資を活用し、安心を獲得しよう

今回ご紹介した通り、金というのは「ローリスクな投資」「守りの資産」として、確かな実績と安定性を誇った投資先であるということは間違いありません。手持ちの資産をどのように保管し、価値を維持していくのでしょうか。その選択肢の一つとして、金という手段も検討してみてはいかがでしょうか。

著者

株式会社ボルテックス 100年企業戦略研究所

1社でも多くの100年企業を創出するために。
ボルテックスのシンクタンク『100年企業戦略研究所』は、長寿企業の事業継続性に関する
調査・分析をはじめ、「東京」の強みやその将来性について独自の研究を続けています。

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