AIを生み出すデータ資源
~経営者はAIとどう向き合うべきか⑤

目次
【関連コラム】
データドリブンな企業への変容~経営者はAIとどう向き合うべきか①-1
データドリブンな企業への変容~経営者はAIとどう向き合うべきか①-2
AIと予測(AIで何ができるのか?)~経営者はAIとどう向き合うべきか②
AIの発展と方法論~経営者はAIとどう向き合うべきか③
機械学習の発展と、不動産価格の予測~経営者はAIとどう向き合うべきか④
企業におけるデータとは?~「ゴミ」からは「ゴミ」しか生まれない
AIビジネスを行っていくうえでデータは不可欠ですが、どのようなデータでもよいわけではありません。データを資源化するためには、どうすればよいでしょうか。ある企業A社のケースから考えてみます。
「わが社は、創業30年になる。その間に貯めてきた膨大な資料があり、1万人以上の顧客データもある。AIを導入すれば、データを使って生産性を向上させることができるはずだ。先日立ち上げたDX事業部長の清水君に指示しよう!」と、A社の社長は考えました。
果たして、それらのデータは本当に資源といえるのでしょうか。
「社長、コンサルタント企業のB社から、わが社にはデータと呼べるものがないと言われました。業務資料は紙で倉庫に保管されていましたが、5年分だけでした。最近業務システムを導入した会社に聞くと、紙の資料からデータを取り出すだけで5,000万円かかったそうですし、顧客データは個人情報なので簡単には利用できません。」清水部長は、社長にそう報告せざるを得ませんでした。
この続きは
100年企業戦略メンバーズ会員専用です。
クーポンコードで会員認証してください。
クーポンコードは会員登録完了メールや
お知らせに記載しています。
100年企業戦略メンバーズ会員の方
未登録の方はこちら
無料会員登録