映画の登場人物がつけている腕時計特集

※百計オンラインの過去記事(2015/12/23公開)より転載

腕時計ブランドの存在感

今も昔も、人々から熱い憧れの視線を集める高級腕時計。ロレックス、オメガ、カルティエなどは、腕時計にそれほど興味のない人でも一度くらいは名前を聞いたことがあるはずです。長い歴史と伝統に培われた品格や洗練されたたたずまい、豪華な装飾は、まさに王者の風格を漂わせています。

しかし、一言で腕時計といっても、ビジネス・エグゼクティブ用からランニング用、ダイバー用、さらにファッション性の高いミリタリー系、エレガントな女性の手元を飾るドレスウォッチなど、その種類はさまざまです。世界中のセレブが注目するのはもちろん、数多くの映画に登場するヒーロー、ヒロインの手元に控える “名脇役”としても、個々の作品のなかで確かな存在感を示しています。

ボンドもピットもディアスも着用したあのブランド

高級腕時計の代表格といえば、やはり「ロレックス(ROLEX)」でしょう。有名な映画にも頻繁に登場していて、007シリーズでは『007 ドクター・ノオ』(1962年 英)において、ショーン・コネリーがロレックスの「Submariner Ref.6538」を着用しています。

その007シリーズの常連といえるのが、これも世界ブランドである「オメガ(OMEGA)」です。これまで7作のボンド映画に採用され、2012年公開の『007スカイフォール』では、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドが、オメガの「プラネットオーシャン600M」と「OMEGA シーマスター アクアテラ」を着用しています。

2001年の『バニラ・スカイ』以来となるトム・クルーズとキャメロン・ディアスの共演作として話題を呼んだ『ナイト&デイ』(2010年 米)では、激しいアクションを繰り広げるヒロインがロレックスの「Submariner Date, Ref. 116610」を着用し、時計の強靭さを証明しています。

アメリカの製造技術とスイスの伝統的技術を合わせて設立した「IWCシャフハウゼン」の「IWC  Pilot’s Chronograph IW370607」は、『Mr. & Mrs. スミス』(2005年 米)で、ブラッド・ピットが着用しています。全編半袖姿のため、その洗練された存在感が際立ちます。

世界の一流選手が愛用するスイス屈指のスポーツウォッチブランド「タグ・ホイヤー(TAG Heuer)」の腕時計が登場したのが、『栄光のル・マン』(1971年 米)です。主人公を演じるスティーブ・マックイーンが過酷なカーレース中に「TAG Heuer Monaco Mens Watch  CW2113.FT6005」を腕に巻いていました。ちなみに、同社のミュージアムにはそのときの時計が今も展示されているといわれています。

古くから軍用時計を製作し、現在は世界的なスポーツウォッチとして知られるオフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)は、『トランスポーター』シリーズ(2002年・2005年・2008年 仏米)にたびたび登場。時間厳守が信条である主人公の必須アイテムとして、「PANERAI Luminor  Chronograph Ref.PAM00074」も十二分の活躍を見せています。

そして、過去50年以上にわたって、400作品以上のハリウッド映画に登場してきたのが、ハミルトン(Hamilton)です。『メン・イン・ブラック』、『アイ・アム・レジェンド』、『告発のとき』、『追跡者』など多くの作品で目にすることができます。

ブランドが演出する多彩なキャラクター

たとえば、政治家や企業の重役などの役柄であれば、豪華な装飾を施した腕時計がスクリーンに重みを増してくれるでしょう。また、スパイ映画や戦争映画であれば、過酷なアクションに耐えうる信頼性、強靭性、そして軽量性が特徴の腕時計が輝きを放ちます。優雅な女性がエレガントな腕時計を身につければ、作品を彩る豪華な雰囲気はいやが上にも増すでしょう。

それぞれ際立った個性をもつ高級腕時計が、どの作品でどのような“名脇役”ぶりを発揮しているか、そんな視点で映画を鑑賞するのも一興かもしれません。

著者

株式会社ボルテックス 100年企業戦略研究所

1社でも多くの100年企業を創出するために。
ボルテックスのシンクタンク『100年企業戦略研究所』は、長寿企業の事業継続性に関する
調査・分析をはじめ、「東京」の強みやその将来性について独自の研究を続けています。

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