一度は行きたい!世界の有名な美術館・博物館5選、東京も5選

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記事公開日:2020/02/04    最終更新日:2023/04/27

一度は訪れたい、世界と東京の有名な美術館・博物館

その土地でしか見られない芸術にふれることも旅の楽しみの1つです。有名な絵画や歴史ある工芸品を目にすると、その国や地域の文化への理解も一層深まるもの。世界と東京の有名な美術館・博物館各5選を紹介します。ぜひ旅行プランの参考にしてみてください。

フランス・ルーヴル美術館

ルーヴル美術館の外観とピラミッド形のエントランス

フランスの首都パリにあるルーヴル美術館は、世界から1,500万人を超える人が訪れる世界最大級の美術館です。収蔵品は38万点以上、展示されているだけでも約3万5千点と言われています。

建物自体も、12世紀にフィリップ2世が要塞として建設したルーヴル城が元となっている歴史的建造物で、美術館として使われるようになってからだけでも、200年以上の歴史を持っています。中庭にはピラミッド形のガラス張りのエントランスがあります。

代表的な展示物は、絵画では、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』や、ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』があり、彫刻では『ミロのヴィーナス』や『サモトラケのニケ』があります。

バチカン市国・バチカン美術館

バチカン美術館の二重らせん階段

歴代ローマ教皇の収集品を展示するバチカン美術館。カトリック教会の総本山である、サン・ピエトロ大聖堂に隣接するバチカン宮殿の大部分が、この美術館となっています。500年以上にわたって集められたコレクションは膨大な数にのぼり、数日をかけて鑑賞に訪れる人も少なくありません。

代表的な展示物は、システィーナ礼拝堂の天井画である、ミケランジェロの『創世記(日本で一般的に「天地創造」と呼ばれる)』、同じく祭壇壁画『最後の審判』などが挙げられます。また、『ラファエロの間』には、盛期ルネサンスを代表するラファエロとその弟子による、多くのフレスコ画が展示されています。

バチカン美術館システィーナ礼拝堂の天井画

イギリス・大英博物館

大英博物館の巨大なドーナツ状の広場「グレートコート」

大英博物館は、ロンドンにある世界最大規模の博物館です。収蔵品は約800万点、常設展示だけでも約15万点にものぼります。世界のあらゆる文化や歴史にまつわる資料が展示されており、その内容は美術品だけでなく、書籍や考古学的遺物、民俗資料など多岐にわたっています。

代表的な展示物に、古代エジプトのミイラ、ヒエログリフの刻まれた『ロゼッタ・ストーン』、パルテノン神殿の破風彫刻などが挙げられます。また、3,000枚以上のガラスパネルが天井を覆う広大な広場「グレート・コート」の現代的なデザインも圧巻です。

台湾・故宮博物院

故宮博物院の外観

中国美術工芸の世界的な博物館、それが台北にある故宮博物院です。収蔵品約70万点は、中国の歴代皇帝によって集められた品々で、古代から清の時代まで、中国美術の歴史をたどることができます。

代表的な展示物は、白菜をかたどった美しい翡翠彫刻「翠玉白菜」、トンポーロー(豚の角煮)を模した「肉形石」などが挙げられます。

アメリカ・メトロポリタン美術館

マンハッタンにあるメトロポリタン美術館

メトロポリタン美術館は、ニューヨーク・マンハッタンにあります。他の世界的な美術館が国立であるのに対し、メトロポリタン美術館は純然たる私立美術館であり、コレクションの種類や年代も幅広いものとなっています。特に、現代美術や写真、楽器といった部門があるのは特徴的だと言えるでしょう。

代表的な展示物には、フェルメールの「少女」やモネの「睡蓮」、ゴッホの「麦わら帽をかぶった自画像」などがあります。

東京・東京国立博物館

東京国立博物館の外観

東京国立博物館は、日本で最も長い歴史を持つ国内最大級の総合博物館、上野恩賜公園内にあります。土器や土偶、鎧兜や刀剣など、日本の歴史や文化を伝える多くの重要文化財が収蔵されています。また、東洋各国の文化財など、古代から近代までの美術品や工芸品、考古学的資料が展示されています。名だたる建築家が手がけた貴重な建築物も見どころです。

東京・国立科学博物館

国立科学博物館にある恐竜の化石

国立科学博物館は、上野恩賜公園内にある自然科学に関する展示を擁する総合科学博物館です。地球の成り立ちなど地質学の解説、恐竜の化石や、動物・昆虫などの標本、宇宙天文技術など幅広い展示があり、自然史・科学史の知識を深めることができます。最新の研究に関する展示もあり、子供から大人まで楽しめます。

東京・東京都美術館

東京都美術館

東京都美術館は同じく上野恩賜公園内にある日本初の公立美術館で、国内外の様々な美術作品を所蔵しています。世界の有名な美術館を連携した大規模な特別展のほか、新進気鋭のアーティストの作品展示、公募展、自主企画展など、多様なテーマの企画がなされています。

東京・国立新美術館

ガラスのカーテンウォールが美しい国立新美術館

国立新美術館は、六本木にある日本を代表する現代美術館です。コレクションを持たない美術館であるため常設展示はなく、現代アートを中心に、多彩な企画展・イベントプログラムを定期的に開催しています。黒川紀章氏が設計した建物は、ガラスのカーテンウォールが波のように美しい曲線を描き、建物や空間そのものをアートとして楽しむことができます。

東京・国立西洋美術館

ル・コルビュジエ氏が設計した国立西洋美術館本館

国立西洋美術館は、上野恩賜公園内にあるヨーロッパの作品を専門とする美術館です。フランスを中心に、ロダンの彫刻やモネ、ルノアール、ゴッホの絵画など、有名な美術家の作品を、年間を通じて展示しています。本館建物等、フランスの建築家ル・コルビュジエ氏の建築作品群は、世界文化遺産に登録されています。

その他、世界と東京の魅力的な美術館・博物館

世界と東京の代表的な美術館・博物館を5つずつ紹介しましたが、もちろんこの他にもすばらしい美術館・博物館がたくさんあります。

パリにはオルセー美術館やポンピドゥー国立現代美術館が、ニューヨークにはニューヨーク近代美術館(MoMA)、グッゲンハイム美術館があります。また、スペイン・マドリードのプラド美術館や、ロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館なども、世界的な人気を誇っています。

東京には、東京都写真美術館、上野の森美術館、森美術館、21_21 DESIGN SIGHTなどがあります。

いずれにも、国内外の様々な美術作品や歴史的な展示物、最先端のアートが展示されており、一度訪れてみる価値があります。また、多くの美術館・博物館では、定期的に特別展や企画展、イベントが開催されているため、年間を通じて新たなアートとの出会いがあり、感性を磨くことができるでしょう。

ぜひ一度訪れて、その魅力を自分の目で確かめてみてください。

著者

株式会社ボルテックス 100年企業戦略研究所

1社でも多くの100年企業を創出するために。
ボルテックスのシンクタンク『100年企業戦略研究所』は、長寿企業の事業継続性に関する調査・分析をはじめ、「東京」の強みやその将来性について独自の研究を続けています。

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