TOKYO街COLORS-浜松町編- VORTのある街

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羽田空港と都心をつなぐ東京の玄関口・浜松町。多くの大手企業が集積する一方、寺社や庭園も点在する落ち着いた雰囲気のビジネス街では現在、複数の大規模再開発が進行中です。国際的なビジネス拠点として躍進が期待される街を見てみましょう。

陸海空すべての交通の要衝として発展する浜松町

浜松町は東京オリンピックに沸いた1964年のレガシーが色濃く残る街です。世界的なスポーツの祭典に向けて東京の交通利便性は大きく向上しました。浜松町はその要衝の一つとなったのです。

筆頭が「東京モノレール」です。羽田空港と都心を結ぶ交通機関として1964年9月に浜松町駅―旧羽田駅が開業。それまで羽田空港に向かう手段が車しかなく慢性的に起こっていた交通渋滞を解消しました。また、同年10月1日には浜松町駅に隣接する都営地下鉄大門駅、さらに浜松町駅から3つめの東京駅で東海道新幹線が開業。街の東側には竹芝ふ頭もあり、浜松町は陸海空すべての玄関口をつなぐ役割を担うようになりました。

この交通改革と同時に建設が始まったのが浜松町・大門両駅直結の「世界貿易センタービルディング」です。貿易の振興を目的に交通網を集約するセンターとして1964年に基本計画が立てられ、1970年の竣工時には高さ152mの日本一高いビルとして注目を浴びました。内部は貿易関係機関や商社、物流関連などの企業がオフィスを構え、別館には長距離バスやはとバスが発着する「浜松町バスターミナル」を設置。このビルの完成をきっかけに浜松町は世界の人が集うビジネスの拠点となったのです。現在は、新交通ゆりかもめ竹芝駅からお台場・有明地区にもアクセスできるなど利便性がさらに高まり、東芝やオリックス、東京ガスをはじめ大手企業の本社が多く集積する日本有数のビジネスエリアとなっています。

オフィス街に清涼感を添える癒しのスポット

一方で、このエリアを歩くと緑が多いことに気づきます。浜松町駅の西側で「芝公園」の緑に包まれて伽藍を広げるのは「増上寺」。浜松町の形成は安土桃山時代末期、増上寺が徳川家の菩提寺として現在の地に移転したことが始まり。海岸が埋め立てられ、寺の関係者が居住するようになりました。日比谷通りに面して立つ三解脱門は1622(元和8)年に再建されました。往時の面影を残す唯一の建造物として街の歴史を見つめ続けています。その門をくぐると大殿が鎮座し、背後には赤と白のコントラストが鮮やかな「東京タワー」がそびえます。

増上寺の横にある「東京プリンスホテル」もまた、1964年に開業しました。今や風格が漂うこのホテルは2005年にオープンした「ザ・プリンス パーク タワー東京」とともに国内外の多くのお客様を迎えています。

増上寺とは駅を挟んだ反対側、ウォーターフロントに広がる緑も徳川家ゆかりの遺構です。「旧芝離宮恩賜庭園」は紀州徳川家の屋敷があった地。明治維新後に皇室の所有となり現在は東京都が管理する庭園ですが、老木や石組などに江戸時代の面影を残す人々の憩いの場です。

かつては増上寺や「芝大神宮」の門前町として栄えた浜松町。駅周辺は飲食店が豊富です。特に賑わっているのが、近年世界中で人気を集めている日本酒の店。100種以上の酒が楽しめる角打ち「名酒センター」をはじめ、47都道府県の酒が揃う「日本酒専門店 萬亮」、北陸の幸と酒が味わえる「日本酒 室」が点在しています。ほかにも1929年創業の老舗酒場「秋田屋」や有名ラーメン店が立ち飲みを併設した「一風堂 浜松町スタンド」といった店があり、ビジネスパーソンたちの疲れを癒しています。

新たな人の流れを生む大規模再開発が各所で進行

成熟したビジネスエリアとなった浜松町は現在、再び大きく変わりつつあります。浜松町駅と大門駅に囲まれた「浜松町ニ丁目4地区再開発」は都心最大級のビッグプロジェクト。株式会社世界貿易センタービルディングが東日本旅客鉄道や東京モノレール等と共同で行う再開発では、地上39階地下3階建ての南館を建設中。同ビル直結の浜松町駅も改修が進み、2021年には本館と別館も解体。高層ビルに建て替えられて新たな国際ビジネスセンターが誕生予定です。

その西隣では2019年に地上29階地下3階建ての「日本生命浜松町クレアタワー」が開業。コンベンションホールを備えるほか、アイリスオーヤマや朝日放送などの企業がオフィスを構えます。またその南側では、約400戸の住宅、オフィス、文化芸術ホールからなる地上47階建ての複合施設も開発予定です。

以前は閑散としていたウォーターフロントも大きく生まれ変わります。今年開業予定の「東京ポートシティ竹芝」は、東急不動産とソフトバンクがスマートシティ化に取り組んだオフィスタワーとレジデンスタワーからなる大型複合施設。国際ビジネス拠点を目指し、高機能かつ新しいワークスタイルづくりを提案するモデルケースとなります。また浜松町駅から竹芝駅、竹芝ふ頭までをつなぐ全長約500mの歩行者用デッキも整備され、ソフトバンク本社が移転することでも話題です。

また、4月に一部開業する「WATERS takeshiba」は水辺という立地を活用、船着場と干潟を整備して、舟運事業者と連携した定期船の発着も計画しています。さらには東芝本社がある浜松町ビルディングが解体され、跡地に米国の4ワールドトレードセンターを手掛けた世界的建築家・槇文彦氏設計の高さ235mのツインタワーが建つ「芝浦一丁目計画」も進行中。就業者は2万人を超える予定です。

再開発によって新たな人の流れが生まれ、東京、そして日本の玄関口としてますます重要性が高まる浜松町。多様な働き方、暮らし方を提案しながら未来へと続くレガシーの創造を見つめてみませんか。

■浜松町エリアのVORTシリーズ

ボルテックスが提案する新しい不動産戦略「区分所有オフィス®」。
VORTシリーズとは、その優れた収益性・流動性の“象徴”ともいうべきハイクオリティ・ブランドです。

※「区分所有オフィス」「VORT」は株式会社ボルテックスの登録商標です。

左:VORT浜松町I/右:VORT芝大門
左:VORT芝大門Ⅱ/中央:VORT浜松町Ⅱ/右:VORT浜松町Ⅲ

[編集]株式会社ボルテックス ブランドマネジメント課
[制作協力]株式会社東洋経済新報社

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